10月1日、佐藤先生のチャイコフスキー国際コンクール優勝20周年記念リサイタルが無事終了致しました。
大型台風が直撃するとのことで交通機関の乱れなどで開催出来るか心配していましたが、当日は台風一過となり、晴れ渡る良い天気でした。
佐藤先生は4日前から体調が悪く、ギリギリまで延期をするか悩まれる程でしたが、
リハーサル時に急遽プログラムを変更し、開催する運びとなりました。

 体調が悪いとは全く感じさせないほどの素晴らしさで観客の皆様を魅了していました。
日頃から先生は、発声法に厳しく、基礎が大事だとおっしゃっていますが、そのお言葉通り、ご自身が立証されていました。

 

曲目は、チャイコフスキー歌曲、日本歌曲、ベルカントオペラのアリアで、観客の皆さんにも大変ご好評を頂きました。
アンコールを2曲歌われた後、本プロで歌われる予定だったルチアの「狂乱の場」を3曲目に演奏されました。お客様は熱狂し、クラッシックコンサートでは滅多に起こらないスタンディングオベーション!!これでアンコールが終わりかと思いきや、なんと、最後にカッチーニの「アヴェ・マリア」の楽譜がピアニスト河原忠之さんの懐から現れ、お客様は再熱狂!

先生のアヴェマリアは、このリサイタルが無事に終われる事の感謝を、お客様と音楽の神様に向かって歌っているかのようでした。

涙を流して聞かれているお客様も沢山いらっしゃいました。
 

終演後のツーショット!

ピアニスト河原さんが着替えをせずにずーっと待っていてくださり、その温かいお気持ちに先生がとっても喜んで写った写真でした。